2017年10月22日 AJCC会場にて

今日もまた、AJCCの観戦。地区本部戦にやってきた。
頂点まで残す勝ちも指折り。今日も熱い戦いが期待できる。
昨日は神奈川県内だったが、今日は埼玉県。
「戸田市役所南通り店」が戦いの舞台だ。
それにしても台風が近づくという荒天での開催。今年は本当に台風がよく当たる。
最寄り駅から1キロ以上あるので、駅から徒歩でやってくる参加者はびしょ濡れになってしまうのではないかと心配するほどだ。

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店はとても綺麗で隅々まで清掃が行き届いている。
とても居心地が良い店内だ。

今回はあるアクシデントがきっかけで取材が浅くなってしまった。
それについては後述する。

全8チームともなると、発見がとても多くなった。
なのですべて書き切るととんでもない長文になってしまうので、特に気になったところをまとめていきたい。

いつもの事だが、外側のポジションしか観ていない(見えない)。
その店はご容赦頂きたい。

シフトマネジメント部門は、どの者も動きに迷いがあるのが気になった。
「ここをこうするぞ」という意思決定が無いのか、慣れない環境で右往左往しているのか。
そうなってくると、動きにブレが生じると、自ずとクローズアップされるところだ。
中でクルーと、外で客と、常に全ての人に気遣いを忘れない、表情を意識していること。
あとはアクションの大きさだろう。手先だけではなく、手や顔を大きく動かして、「表現」にこだわると好印象だ。
シフトはチームの総監督だから、堂々と、そして凜とした端正さ、チームを盛り上げる太陽のような存在である必要があるから、いつでも健気に、目配せをし、気配りの人になってほしいと思う。

とにかく発見が多かったのが、OTキャッシャーとフロアサービス部門だ。
何度もAJCCを観に行っているが、ここまで工夫が光る戦いは見たことがない。
OTはレベルの高い精鋭揃いで、スマイルとか表情とか言葉遣いの類いは、高レベルでクリアしていると思う。
誰しも申し分ない。
エクセレントなことを書いていこう。
まずは、客が入店する前の「待機モード」が完璧だ。
客と正対したときだけスマイルを、姿勢をつくるのではなく、客がいなくても、あたかも客と正対しているかのような状態を常に保っている。ここからもう驚いた。
そして、客が入店してきた。
手を垂直に立てて「こちらでお伺いします」ではなく、やや手を前に倒して言っている。
こうする事で、より見やすくなっているような気がする。
そしてお子様との徹底したコミュニケーションが繰り広げられた。
カウンターからグッと前にせり出して、お子様とのハイタッチとか、バイバイとか、距離感を縮めるような動きが印象的だ。
フロアサービスも、もうトリハダ立つほど感激した事も。
それは「糸電話」だ。
「トリックオアトリート」を聞き出すというプロモを実施していたが、お子様はそれを言うのを少し恥ずかしいようだ。
そこで、STARが取り出したのは、小さいカップで作った糸電話だ。
はっきり言って、糸電話使わなくても、十分に聞こえるのだが、恥ずかしそうにそれを使って、トリックオアトリートを言ってくれる様は、とってもほっこりするものがある。
また、ストローにマスコットをすでに実装したものをウエストポーチにしのばせていたり、サングラスの形のPOPも、もう出来上がった状態で携行していて、すぐ取り出してお子様を笑顔にする。
これがSTARだよと思った!
お子様とのコミュニケーションは、誰しも基本スキルとして行うが、今日とても印象に残ったのは、「双方向」であるということだ。
ただ一方的にクルーが話すだけではなく、お子様にもトークの機会を作ってあげる工夫だ。
言葉が交わされることで、はじめて「会話」になるわけだから、「どうして?」とか「おしえて?」とかインタビュー的なフレーズはとても大事だと思った。

前回もそうだが、今回もとても気になったのが、クレンリネスに対するこだわりだ。
あるOTキャッシャーが、アイドルの時間に、カウンターを拭いている。
DPSカウンターを拭いたりして、ポジション間とのコミュニケーションをその時にとったりしていた。
その小さなこだわりが、清潔感と、安心感を与えることもある。
とても良い心がけだ。

雨降りという事もあり、サポート役のSTARが床の水分をモップで常に拭いていたが、デキるクルーは、その者に対しても、「ありがとうございます」と、すれ違う度に笑顔で声をかけている。
作られたホスピタリティではなくて、日頃から真心を育み、自然にそうした言葉が発現する。
そういう人としての美しさにも触れられたんだと思う。

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今回も多くのメッセージが集まった。
クルーが客を寄せ付ける、体温を感じる素敵なカードだ。
ハンバーガーでお腹いっぱいだったが、心もいっぱいに満たされた。

去年も一昨年も、観戦してきているが、間違いなく過去に無い優秀なクルーとたくさん出会った。
今までの「真似」では勝つことはできない。
そこには自分のこだわり、流儀があり、客を喜ばせたいという工夫が溢れている。
11月末にはファイナルが行われるだろうが、この関東の布陣はとても強力だ。
事実、当日ツイートに「ロールスロイス級」という表現をしたほどだ。

ファイナルの戦いは例年に無い、レベルの高いものになるだろう。
クルーのポテンシャルの高さに、驚き、元気をもらい、私は大いなる賞賛の気持ちを伝えたくなった。

皆さんの活躍が、マクドナルドを支えている。
ありがとうございます。


今回は現地で「撮影お断り」とスタッフから言われたので、素材に乏しい。
そこはご容赦頂きたい。
また、アクシデントがあり、この場の空気を乱す出来事があった。
それについては後日書く事にする。