コロナがマクドナルドに齎したものとは

世界的な大流行という今世紀初とも言える人類の脅威となったコロナウイルス。
2020
年春、クルーズ船の報道から端を発し、もの凄い勢いで拡散。遠い、少数の、他人事のように思われていた疫病は、私たちの身近な存在となり、世界はその脅威に平伏し、その沈静化を願った。

日本では、令和2年4月7日から、緊急事態宣言が政府から発令された。強制力は無いものの、多くの企業がそれにより「自粛」をし、街から人々が消えた。

企業は基本的にテレワークを勧奨。一方でスーパーマーケットなどの生活必需品を提供する店などは営業を継続してほしいという勧告が成され、社会は粛々と防御の態勢を整えていた。

このブログで語ることは、日本マクドナルドの動向に関する事だが、私なりにコロナウイルスと、同社の取り組みについての見分を書いていこうと思う。

まず、私のオフィスでは、3月末の東京都知事による外出自粛要請を受けて、早速テレワークとなった。自治体からの要請に従うことは企業としての責務であり、当然の対応である。そしてこの発令から、多くの企業、店が自粛期間に入っていく。

大小様々な飲食店が自主的に休業していく最中、マクドナルドは営業を続ける。もちろん禁止では無いからそれぞれに判断を委ねる格好になっているのだが、全く営業形態を変更することなく、安閑と店を開けていることには驚いた。そして驚いたのはこれだけではない。

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半年も前から仕込んでいたプロモーションだからわからなくもないが

営業を自粛するどころか、新商品を発売し、大々的に宣伝を始めたのだ。
この頃から営業自粛をしている飲食店の経営に陰りが出てきたのだが、通常通り営業しているマクドナルドはむしろインカムが上昇する。ぶっちぎりの黒字営業状態で自粛などどこ吹く風だ。客が開いている店に押し寄せるのは当然のことで、マクドナルドは「開いている」からのインカムで、全国の店は「歴代セールス更新」が多発し、多いに盛り上がったようだ。

マクドナルドの関係者に訊くと、客から感謝の声が寄せられたそうだ。
「このご時世お店を開けてくれて感謝している」というものが多いそうだが、少し辛辣な言い方をすれば、それはパチンコ屋と同じで、自粛無視で開けているパチンコ屋に対してパチンカーが「開けてくれてありがとう」というのと同意である。不要不急の外出を控えなさいという行政からの要請がある中で、両者とも「不要不急」なのである。ハンバーガーが無くても私たちは生きていけるし、近所のコンビニでおにぎりを買った方が安全だ。

そう。安全という言葉を使うには理由がある。
マクドナルドが営業しているという事は、そこは「三密」の温床となる。この時点でマクドナルドは何の対策もとっていなかった。そして店内、ドライブスルーに殺到する客の中には、当然保菌者も混ざっていて、感染リスクは一気に高まっていく。マクドナルドとは駅のような場所だからこそ、営業を自粛しないという決断をするのなら、もっと早く、いつも以上に対策をするべきだった。

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これだけ日々感染者発表が続き恥ずかしくないのか

そしてだれでも容易に予想できる状況に陥った。
全国の店で従業員が感染し、急遽当該店舗を閉めて消毒をする事態となった。その軒数は飲食チェーン各社と比較してもダントツであり、プレスリリースには日々感染者が出た店の名が連なった。

私は現役の従業員に、よく統計をとる。今回は「コロナ渦の中で働きたいか」という統計をとってみた。結果はこうだ。

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働きたいという意見はほぼ学生だった

会社は店を閉めることをしない。それでも店に立ちたいかという部分で、ホンネの部分を探りたかったのだ。結果はある意味予想通り。実に8割の従業員が休みたいと回答。何人かにコメントを求めたところ、主婦の場合「子供が小さいから菌を持ち帰ったら最悪死ぬかもしれない」というもの、また学生の場合「学校が休校になっているのにバイトで感染したら意味が無い」という。実に的を得ているし、まともな人なら考えずとも、そういう状況になることは容易に想像がつく。しかし、この会社の上層部はそういう考えを持たない。

その理由は実に明快だ。
マクドナルドとは全国のフランチャイズ契約店に支えられている。本社が営業を自粛すると発表したところで、多くのフランチャイズ契約している中小企業の「利益」を保証することはできない。つまり、責任が取れないのである。だからこそ、どうしても閉めるわけにはいかないのだ。そしてもう一つの理由がある。それは、前述の通り「サムライマック」などのプロモーションがボトルネックとなる。半年以上前から企画し、食材を蓄積しているプロモーションを中止するわけにはいかない。在庫処理の為にも従業員の危険を顧みず営業を続けなければならない。

ちょうどこの頃、SNSには一風変わったアカウントが現れた。

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マクドナルド従業員が声を上げるのは珍しい

助けて
この言葉に誇張は無い。
そしてこの「助けて」という声は一気に膨れあがった。
私の元にも様々な意見が飛び込んできた。
これほどに従業員が経営に対して「異論」を唱えるのは珍しい。マクドナルドからはバカッターの類いはあまり現れないが、これほどに荒れ模様になったのを私は見たことがない。それほど「生命」に危機を感じるゆゆしき事態であることは明白である。

ここにきて、ようやく「コロナウイルス対策」と呼べるだけの対策をとるようになってきた。店ではようやくマスク配布、フィルムスクリーン設置、フィジカルディスタンス表示など、急場凌ぎのものだが、徐々に対応していく店が増えた。が、関係者に訊くと、これらはほとんどが「店任せ」だったそうだ。フィルムスクリーンなどは店長がホームセンターなどで材料を買ってきて手作りしたという。

マクドナルド店内営業を自粛

ようやく報道発表が成された。
しかしこれは、あることのタイミングに合わせたものだ。
まず「サムライマック」を売り切った時点でのこと。大量に仕込んだ食材を産業廃棄物にする事は免れた。そしてもう一つは、ある報道だ。

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減収減益のご時世に強いという印象形成をしたかったのだろう

会社はきっとこの記事が欲しかったのだろう。
コロナ渦においても強いビジネスという刷り込みを新聞にしてもらった。これで無理して営業する理由の1つが解決したから、計画閉店を実行に移したのだろう。従業員から感染者を出してまで無茶に営業を断行し、その結果としてお得意の「印象形成」が完成した。もうここまで来れば、自粛に乗る体でイメージアップするしかない。

安全安心のために、今できること。
何を言っているのだろう。
この記事を読み、時系列的に顛末を理解すれば、安全安心という言葉の軽さを感じるのではなかろうか。
そしてこれらのCMには、深い意図が視えてくる。
まず、「ドライブスルー、デリバリーが便利です」である。これは別にコロナ渦があろうがなかろうが今までもあったものだ。単なるビジネス的な宣伝に過ぎない。そして「モバイルオーダーペイ」だ。いかにもコロナ渦のために開発したような印象を与えるが、これはだいぶ前からサービスインしており、またあまり評判が良くなくて利用者が少ない。そのタイミングでもっと利用者を増やしたいという意図があからさま過ぎだ。これもEOTFという日本マクドナルドが推進しているサービスの一環で生まれた新機軸であり、コロナ渦対策で用意したものではない。

欧米諸国のマクドナルドでは、啓蒙広告を主として展開している。手洗いの励行、マスクの着用、フィジカルディスタンス、それらの広告は一切利益には繋がらないが、客の健康を考えると当然そのような内容に仕上がる。そういう点でもインテリジェンスの差を感じてしまう。

そして当然の流れとして、全国3千店の「客席利用休止」を発表。
多くの従業員が安堵したと言いたいが、ここでも問題がある。
ショッピングセンターなどの店は屋台の閉店に合わせて店を閉めたものの、そこからのヘルプが開いている店に殺到し、キッチンは「密」になったという。社内においてもそういう感染対策は粗雑で、深く考証するというこの会社の苦手なところが如実に表れた。でもそれは潔く「全店休業」をすれば済む話であり、先に示したとおり「フランチャイズ契約店」を生かしておくためには必要なことで、現場では多くの苦労があったと聞いている。

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住宅地でこれは迷惑だ

そしてある事が社会現象になった。
それはドライブスルーに押し寄せる車列が延々と続くというものだ。
そうでなくても土日の営業で近所から苦情があったり、最悪の場合は通報により警察が出動する事もあるドライブスルーだが、いつもの倍近い客が押し寄せ、近隣住民からは「公害」とまでSNSに書かれる始末。もうここまで過剰なインカムがあると、店としても対策の取りようがない。
以前から少し気になっていたことだが、マクドナルドほど人が大勢やってくる場所は、ある意味規制がかけられない。そうなると最悪の場合は暴徒化することもある。例えばこの写真の待っている人々が痺れを切らしてクラクションを鳴らし出したらどうするのだろうか。一言でいえば「やり過ぎ」だ。

また、ここに大きな盲点があった。ドライブスルーにやってくる車は、個室である事から車内の者はマスクをしていないケースが多い。そして従業員と接する場面ではいつもより大きな声で話す。つまり、飛沫感染が最も危険な状況が出来上がったというわけだ。そりゃ「助けて」になるだろう。

先に示したとおり、これだけのインカムがあっても尚のことテレビCMでドライブスルー利用を扇動する気質は、まさに金儲け主義そのものである。

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徹底した除菌作業が行われる現場

コロナ渦がマクドナルドに齎したもの。
様々な取り組みにより、結果として顧客が安全に利用できるだけのスキームを手にすることが出来た。それは実に評価できる。
しかしその反面で、己の利益に拘りすぎてか、犠牲を多く生んだ。そして相変わらず現場の声をまったく聞いていない。
OC
OM(管理者)などのホワイトカラーはテレワークで店に行くことを禁じたそうだ。しかしその反面で、店に立ち、毎日感染の危機に怯えていた従業員のことを忘れてはいないだろうか。守られる命、どうでもいい命なんてない。みんな平等に守られる、守りたい命ではないのか。

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6月に入り、全国の従業員に、本社から手紙が届いたそうだ。
手紙はCEOのキメ顔。そしてハンバーガーなどの無料券が添えられて。
この手紙が届いたという投稿がSNSを賑わせたが、そのコメントは実に酷いものだ。

「こんなのいらないから現金を」
「マックカードのほうが良かった」
「手紙は読まないでゴミ箱行き」
「課税対象ってどういうこと」

何も無いよりはありがたい。
しかし、この会社はいつもこのやり方だ。
以前システム障害で大変な思いをした従業員に対しても、セット無料券が配られたようだが、食べものだけで誤魔化される問題ではないだろう。
もし私が従業員だったら、こんなふざけたことをされたら怒り狂う。
命をかけるなんてことは人生でそうそうあることではない。しかし、感染して死亡者が出るような殺人ウイルスがいつ自分に降りかかるかも知れない状況で、マスクをして暑い中で意識が朦朧とするほど努力した従業員の心を知っているのだろうか。コロナならではの苦情も多数寄せられたと聞く。それでも店を開け続けた努力に、こんな紙っぴらひとつで心をひとつにできるというのか。

私の実施した従業員への調査では、サラ・カサノバ会長の支持率は約2割。そして現社長の日色氏、副社長の下平氏は2割にも満たない。そんなトップの強い政治の中で、大変な大時化で転覆しないように必死に舵取りをする従業員からは、何も慕われていない。こんなに求心力のないトップの大企業を私は他に知らない。

マクドナルドは今、大変な「分断」の危機にある。
そしてそれを如実に表したのが、このコロナ渦なのだ。
従業員の命よりも、金儲けを優先した現実は、どうにも言い訳できないだろう。
またしても求心力を低下する結果を招いてしまった。
クルーも一切笑わなくなってしまった。
それは大事な事を忘れているからだ。一にも二にも経営の事ばかり考えて人を後回しにするからこうなる。人を大事にしない企業に未来なんてない。

私は投資をしているが、金儲けだけの企業は嫌いだ。

マクドナルドのバカッターから学ぶこと

宣誓。
マクドナルドが好きだから。
私は不本意な客を徹底的に貶します。

…という事なのだろうか?
下品で悪意に満ちたツイートをする事で悦びを感じているバカッターの数々をここに紹介しよう。
また本記事は当事者の名誉のために画像処理をさせてもらった。もっとも当事者がツイッターで公開的にしている事なので名誉が傷つけられるとは思わないが。

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「ハゲを中心に地球は回っているのか?(爆笑)
そうは思わないが、ハゲ発言は撤回してほしいものだ。
私はハゲではなくボウズであるし、仮にハゲだったとして、身体に関する批判は一人の人としてやるべきものではないだろう。
マクドナルドは客人に薄毛の者がやってくるとハゲと言うのだろうか。
まったくハゲ発言の豊田真由子元議員もビックリだ。
「変な宗教の教祖?()
何をもって教祖だとお感じになるのかは理解に苦しむところだが、仮にも宗教人だったとして、他人の信仰、宗派、それに準ずる点を批判する立場には無いだろうし、宗教の自由は日本国憲法で定められた国民の権利だという事は学校で習わなかったのだろうか。

客人(私)に対するマクドナルド従業員の意見がこれだ。
前回のこの記事にも書いているが、この者もマクドナルドの「マネージャー」のユニフォームを着用して、自身の身分を「あえて」明かしての物言いである。
こういうのを見聞すると、マクドナルドの人って顔で笑って、心の底ではこんな事をいつも考えて店先で客と向き合っているんだなと思ってしまう。
ハンバーガーショップの店長代理とはどれだけ偉いのだろうか。こうして社会を俯瞰した物言いができる事が驚きでしかない。

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「貴様はマクドナルドの従業員のお尻を見てるんだろ!」
という客人に対するマクドナルドクルーの発言。
ちなみにツイート内の「スター」とは職制を指し、赤い制服を着用したクルーの事だが、何故にスターのお尻に限定したのかは謎だ。
悪ノリが過ぎるが、こういう品性のカケラもないお子様には何を言っても仕方がない。
ちなみにこの者は、日々客人のツイートを逐一拾っては、スクリーンショットで本人に知られないよう画面引用で下品な言葉を駆使して貶すことで、己の言論に陶酔している。
正直、私はこのクルーに会った事も無ければ、店に行った事もない。つまり全く無接点なのだが、それでここまで他人批判できるのは、ある種の才能である。
現在、こういった「客への悪口」に従業員同士「反響し合う」というのがトレンドになりつつある。ツイートが寂しくて、結局他人批判をすれば反響があるところに楽しさを見出してしまうようだが、これは忌々しき事態だ。

私から言わせてもらえれば、マクドナルドの従業員が、部外者である者に対しこういう発言を平然としてしまうところに恥ずかしさを感じないのかということだ。自分はマクドナルドを代表してお気に召さない客人を皆(クルー)の代表として非難攻撃しているんだという気分なんだろうが、その使命感に燃える行為は、至極正常な感情の持ち主であれば、どれだけ歪み、常軌を逸しているかがわかるだろう。一部共感を得た仲間内からは褒め称えられるだろうが、そういう悪ふざけこそ、全国のクルーに迷惑をかけている事実、本質を理解できていない。
正直、仮に客が従業員の尻を見たからといって、何なんだろうと思うし、お尻を見ていたという勝手な妄想話で客人の信用を毀損するというのは、どこかこうサイコパスな印象を受ける。

この者は悪事がバレた瞬間にアカウントを削除(先のハイヒールのプロフ画像のアカウント)し、新たなアカウントを拵えて証拠隠滅を工作しているが、ツイッター社は過去のデーターも全て保存しているし、令状をとれば簡単に記録を取り寄せられる。それをもって、これから時間をかけてしっかりと求責していくことになるのだが、本人は「消せばバレない」程度にしか考えていないのだろう。

極め付けはこれ。

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あるマクドナルド元店長のアカウントと、先の者は繋がり、このような発言を公開している。
元店長については、ここで「名誉毀損」などと発言しているが、法律をしっかり解釈しているのだろうか。
因みに刑事告訴されるというならご自由になされば宜しい。刑事、検察官も馬鹿じゃない。事件になったとして、しっかりとした証拠調べをするし、この者たちの日々の発言、行為は全て「裏」をとられる。
そして事件は公開裁判でその証拠も明かされる。自分たちの事は調べられないと思ったら大きな間違いだ。

その「裏」について説明する。
こう常識人然としているが、実態には驚きを禁じ得ない。
実は私のフォロワーから、この元店長に関する「苦情」をいくつももらっている。
と言うより「この人大丈夫ですかね?」という確認だ。
ツイッターで苦情?と思われる方もいるだろうが、話を聞いてみると、なるほど納得がいく。

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これは私に届いた「元店長」からのツイッターへのフォローリクエストだ。
本人の名誉のためにここでは割愛するが、ある性格に恐怖を感じて、私は彼のツイッターをブロックしていた。
常識のある者なら、ブロックされたことを知っていたなら、あえてフォローリクエストはしないだろう。嫌われているのが目に見えている。
しかし元店長はそうではなかった。嫌われているのにフォローリクエストを、社会人なら忙しい朝の6時からしてくるという。
そして、私のもとに届く「苦情」とは、まさにそれだった。
※コリラックマさんについては「あえて」画像処理をしていないが、その理由はご想像にお任せする
「気持ち悪くてブロックしたらフォロリクが来るようになったので怖い」

一人二人の話なら、看過ごされるかもしれないが、かなりの数そういう問い合わせがあると、さすがに疑念を抱かざるを得ない。
その元店長のツイッターアカウントは、元々は過疎状態にあり、ほとんど機能していなかった。しかし、私のフォロワーとなり、その後ありとあらゆる私のアカウントをフォローした。そこで何をしていたかだいたいの察しはついている。
現在、元店長のフォローは数千件にまで膨らんだ。そしてそのほとんどが「マクドナルドクルー」であり、そのフォロー獲得のためにはブロックしていようが、お構い無しのアタックというのには、ある種特別な執拗さを禁じ得ない。
元店長については、現在違う商売を営んでいる。しかし、退職しても尚変わらないマクドナルドへの愛社精神か、何かこう狂騒的になっている印象を受ける。そしてそれが意味するものとは何だろうか。
私なら元従業員として過去に勤めていた会社の従業員のツイッターアカウントを執拗に探し、朝の6時から、しかもブロックされてる相手に対してフォローリクエストする事は、まず無い。
因みに、紹介した画像は全て、この者たちをマクドナルド関係者(或いは元関係者)として良く思わない方々からの情報提供である。即ち常識人然としているが、こういうところが社会通念上全く認められていないことを意味している。

元店長については他にも様々な情報が私の元に届いているが、そこはせめてもの慈悲心で割愛する。

マクドナルドという会社のいちばんの売りとは、「人」である。ピープルビジネスと言われるほど素晴らしい人材育成の風土があり、他の飲食には見つけることができない「いい顔」が揃い、それが同社を支える最大の武器だった。
今はどうだろうか。
マクドナルドという大きな樹の下にいると、世の中を俯瞰し、ここまで客を見下すようになるのだろうか。よく出るフレーズに「アンチ」とあるが、それがどこを指すのか私には分からない。まさか酷い品質の画像を見たときに、それが正しいと思い込んでいるのだろうか?
質を高める向上心の前に、意見する事に不快感を露わにし、揚げ足取りの言論に悦びを見出すという。
ピープルビジネスはとうとうここまで堕ちた。

そして先のケースの執拗かつ陰湿なバカッターの存在に、私のフォロワーが怖がってしまった。それでは本末転倒なので、私がツイッターを辞める事で事態の収拾を図った。

マクドナルド的な〇〇というひとつのアイコンは、今まで多くの従業員から愛されてきた。それは売り手側ではなかなか分からない事を聞けるからと、多くの方々に感想を頂戴している。マクドナルドでは感想や意見のことを「フィードバック」と言うが、多くの従業員は私の臨店にフィードバックを求め、商品、接遇、店作り、コンクールのヒントなどを貪欲に求めてくれる。
人間だから、中には本件のように「雑味」に感じるだけの者もいる。私だってネットを見るときには、情報の取捨選択はする。しかし問題は「見たくもないものをわざわざ見て難癖をつける」という精神だろう。それこそ「マクドナルドが嫌いなのに店に行き一挙手一投足に難癖をつける」というクレーマー然とした行為ではなかろうか。
バカッターとは、つまるところ他人批判でアンチ呼ばわりしているが、実は自身がアンチなのである。

今やどんな会社にも「SNSガイド」がある。
「会社の方針によるものか」
「良心によるものか」
「顧客が見たらどう思うか」
ことUSBメモリーやノートパソコンに機密文書を保存し、それを外出先に忘れてきたなどという、会社として「致命的」なトラブルを防ぐ事を重要視している背景もあるが、ことSNSについては、裏の顔として、その企業に属する会社員の「素性」を示すリスキーさを孕んでいる。
現職のクルー、元店長、そういう肩書を示すのは、つまりその企業の姿勢であると思われる事は間違いない。

  • 販売成績を漏らす
  • 店にクレームを言ってきた客を貶す
  • 客をスクショで貶す
  • 次の商品の情報を漏らす
  • デリバリー端末の画面を晒し客の自宅の住所を漏らし逆クレームを吐く
  • 店の仲間を顔写真入りで侮辱し晒す
  • 執拗にフォローリクエストをし恐怖感を与える

これらの行為が果たして「良心によるもの」と言えるのだろうか。

しかしこうも荒れてしまうマクドナルドクルーの言論については、私なりの解釈がある。
多くの企業が製作する「SNSガイド」だが、ただ「書き込み禁止」という言葉に帰結していない。その中身は「猿でもわかる」ようになっている。実例をもって、結果的にここまで大きな問題になるという点までマンガのように説明している。中にはイントラで動画を見てテストをする企業もある。
同社では、入職時に「SNSに関する規約書」にサインをさせるそうだが、それではおそらく「理解」できていないのかもしれない。
考えてみれば、バイトクルーは学生や未成年がほとんどだから、小難しい規約書の事なんて忘れてしまうだろうし、そもそもツイッターなんていう場所に「礼儀」という言葉は無いだろうから、自由奔放になってしまいがちだ。

学齢では知らない事が多い。
また10代後半では社会経験も浅く、中にはまだ反抗期の者もいるだろう。
大人になり、新卒で入社する時の「ITリテラシー」と比べると、かなり未熟であるとも言える。であれば、尚のこと「禁ずる」という言葉ではなく、もっと具体的な表現で、バカッターについての理解を深める必要があるのではないだろうか。それこそ15万人の言論が一部の悪意あるツイッターに扇動され、汚染が拡大するとなれば、今着手しないととんでもない事態になるだろう。

「規約違反だから解雇」

という判断をするのが雇用主である企業だが、今のマクドナルドにはそれができない。何故なら年中人手不足だからだ。何を言いたいかと言うと、この問題の引導はもはや会社側にあるのではなく、従業員側にあるということだ。であれば禁じるばかりではなく、じっくりと教育をし、適切なチェック体制も確立しなければ、ゾンビ獲りがゾンビになりかねない。そしてこのまま勢力が拡大してしまうと、手の施しようが無くなることは理解に苦しまない。

消費期限切れ、品質問題、異物混入、そんな事よりもリスキーな問題が、今ここにある。
この小さな穴を放置すれば、いずれ船を沈没させる大きな穴に拡がっていく。

それにしても、驚きはここまで失礼千万で謝り一つしない企業だということだろう。
顧客に対する幾多の無礼は一般企業なら懲戒免職ものだ。社内調査無く、当然お咎め一つ無く、多くのコンプライアンス無視の言論を放置し続けるというのは如何なものだろうか。
名だたる一流企業として、ここまでコーポレートガバナンスが緩い企業を私は知らない。言い換えると、こんな事だから過去にも「一流企業」とは思えない不祥事を引き起こしたのかもしれない。
そう、今や本社は15万人のクルーに対して“uncontrollable”状態にある。

そういえば、先出の元店長は、私のことを本社のコンプラ窓口に通報するように、それを過激なお仲間に助長しているそうだが、そういう感覚もまた少しズレている。元従業員が現役従業員を囲い、個人攻撃を誘発する事は棚上げし、評論することを徹底的に叩き、それを通報しろというのは、見事に本質がずれている。まさに核心に迫らない経営の産物だろう。

かつての消費期限改竄事件の時のように、FC会社は従業員による問題発言の責任から、今後契約解除になるリスクを孕んでいる。もっとも、今回の当事者の人定は証拠保全上済んでいるが、直営店の従業員も含まれる。直営は営業権解除こそ無いだろうが、本国のブランドに泥を塗った罪は重い。
同社はもう少しステークホルダーとの向き合い方を再考した方がいいだろう。

今や企業とは、人の哲理を育む存在だ。金儲けよりも先に、「人」の内面に潜むモラルハザードをただ「伐採」するのではなく、仕組みを理解し、良心を育て、悪い行為と向き合わせる事。
それは子どもへの教育と同じ。駄目駄目ばかりでは反発し親の言うことを聞かなくなる。
他方でモラルと向き合い、考えることをさせると、本質を理解し間違う回数は減らす事ができる。

企業とは、従業員、人を育てる場所だ。

やりたい放題を放置するという教育もある事はあるが、それによりどう育つかは言うまでもない。

それにしても、JKを自称しているのに言ってることがおっさんのネカマ垢という、こんなぬいぐるみ爆弾さえも見抜けない。
マック垢で手当たりしだいフォローしてダークサイドと繋がってありとあらゆるプライベートを舐めまわされている事にも気付かない。
挙げ句の果ては、クルー同士繋がりたいのではなく、単なるナンパ目的の輩まで現れる始末。

よくもまあ無節操に見ず知らず、顔もネカマかも知れない相手を気軽にフォローし、自分の交友関係なりプライベートなりを公開するよなと思う。

何が言いたいかというと、人生なんて選択の繰り返しで、良くも悪くも人との「出会い」で決まる。どうしようもない人物と出会ったところで、良いインプットは生まれない。良いインプットが無ければ良いアウトプットも生まれない。

私の元には、良きサービス、店作りを求め、そういう向上心あるクルーが訪ねて来てくれるので、紹介したようなどうしようもない者は毛先ほど気にならない。

これからも気の向くままに、好きなだけ誹謗中傷されれば宜しいし、そういうものに快楽を覚えるならいくらでも連めば宜しい。

ただ、私やその仲間に危害を加えるのであれば、然るべき処置をしていくだけのことだ。

最後に。
客人をアンチと呼ぶクルーは、まさかこれが愛社精神だと思っているのだろうか?
そこを再考してほしい。

そして、こういう記事を書いてる今の私はとても悲しい。
本当はもっといい話を伝えたい。
楽しいね。
おいしいね。
今はそんな気持ちが欠乏している。

この記事の内容が気になる方はツイッターで「マック垢」を検索してみてほしい。様々な問題発言を目の当たりにできるだろう。

■2018年3月22日補足■

20180322A

言ってるそばからこんな具合だ。
ブログ記事を公開した翌朝に「コリラックマさん」からのフォローリクエスト。
この行為が示す意味について説明は不要だろう。

相当に執拗で捻くれている。
もはやマクドナルドに関わっていたという事を抜いても危険人物だ。

■2018年3月24日補足■

20180324A

どうだろう。これが素性だ。
至極「正常」な者ならこういったことはしないだろう。
まさか彼の言う「大人の対応」とは、日々執拗にフォロリクを入れる事なのだろうか。
偽垢にしても、しっかり令状を取り、証拠保全手続きをすればすべてバレる事を知らないのだろう。

バカッターにならないために

マクドナルドって何だろう…そう思った時に、端的に言えば「ハンバーガーショップ」であり、飲食店の一つという感情でしかないだろう。
飲食店であれば、商売としての基本として、売り手と買い手という関係の元に成り立ち、そこでお金を頂戴するものだと、私は思っている。当たり前のことだ。
だからこそ、売り手は客を求める、買い手は対価に相応しい商品を得たいという原理原則の元にそれが成り立ち、売上利益を得るのだと思う。

欲しい奴は来い。
難癖つける奴は来るな。
欲しいなら売ってやってもいいよ。

今、マクドナルドは「売り手側が強い商法」になっていないだろうか。

以前私は、マクドナルドを「食品配給場」だと言ったことがある。
それは多くの従業員から反発を受けた。
しかし、なぜそう揶揄されたかについては、誰も目を向けなかった。
その発端となったのが、これからだ。

20180223a

ある店で、3回これが出てきて、最後に撮った写真だ。
大して忙しくもない時間に、こんな粗雑なものを提供してくる店とは、そしてこれを取り揃えた従業員とは、どういう感性なのだろう。
ちなみにこの時はオフラインでこの状況を報告し、改善を奨めたが、他店の従業員と文句大会になってしまった。

20180223b

こういうケースもある。
そりゃファーストフードだから、こんなモンでしょ。
と、言えるレベルだろうか。
肝心要のバーガー類に関しても、問題が多いが、今回は割愛する。
こういう商品の提供が、本当に商売として、客を意識した姿なのか疑問がある。本当に客を意識して、喜んでもらいたいと思って、こんな取り揃えができるのだろうか。
もしそうだと思うなら、それは相当に頭が湧いている。

日々、それを実感するのは「ピックアップエリア」だ。
最近は番号札を呼び出すスタイルに変わった店もあるが、基本は商品を取り揃え、それを客に提供する場所のことを指す。
スマイルで商品の差し出しをするのは良い。しかし、手元の商品はあまりにも酷い。
それならまだ救われるが、まるで裁判官のように無表情で番号を呼び上げ、商品の渡しは置いておくだけ。手渡しではない。当然ありがとうでもない。
これだから、食品配給場だと思うのだ。

極端な例えだが、クルマを購入した場合、ピックアップエリアとは納車する大事な場所と同じだ。
支払いを済ませると、整備もままならないクルマが出て来て、鍵を渡したら踵を返してお尻でありがとうございます…。
「そりゃ売ってるものの値段が違うだろ」と言うかもしれない。
でも、値段こそ違えど、先のように取り揃えひとつまともに出来ず、渡すときも仏頂面で、商品の質も低かったらどうだろう。
それこそ出来ないことの言い訳でしかない。

クルマを購入し、初めてキーを回し、それを所有した悦びを最大限に高めるのもまた売り手の心だ。見えなくなるまでお辞儀をしてくれるディーラーの人たちの思いこそ、この磨き上げられたクルマ以上に大切だったりする。

20180223c

もちろん、ファーストフードにあって、全客人にお見送りは出来ない。
これはマインドの話だ。

それもこれも、前回の記事にあるように「効率こそキャッシュを生む近道」だからこそ、早さにウエイトを置きすぎて、原理原則が視えにくくさせているとも思える。
そしてこうも思うが、「業界ナンバーワン」としての胡座かきであるとも。

振り返ってみよう。
品質問題があった頃はどうだったのか。
客足が疎らだからこそ、顧客満足は高かった。それは、やりたくても高効率に出来ない故の結果だ。しかし、背水の陣で原点回帰するというのも情けない。
そして忙しさを取り戻し、原点を忘れるのはもっと情けない。

失敗の本質もここにある。
売り手が強い商売を仕掛けるには、相当アドバンテージのある商品、サービスが不可欠だ。
ところが、何かしらのガッカリがあるから、その仕組みが破綻する。
売り手が強いから客の反応を全て「文句」にしか感じなくなってくるのではないだろうか。

よく見かける、オーダー待ちの列から離脱し店から去る客。
何故そうなるのか。
その図式こそ「売り手が強い」姿に他ならない。
来るもの拒まず去る者追わずでは客を失うばかりだ。

さて、この問題を考えるときに、SNSの存在も無視できない。
ブロガーミーティング等で美辞麗句を書き連ねてもらえる情報発信者はウエルカム。
実態的に味や出来栄えにホンネを言う情報発信者はノーサンキュー。
「おいしいに決まってる」の意思固定。
そこにも、買い手よりも売り手が「主導権」を置くという思想を最大限に感じる。
「客の意見は正しくない」という強いポリシーを。

ここである実例を挙げよう。
一応ご本人の名誉のためにアカウントは画像処理をさせてもらった。
本来、自身でやっている事だから、それが公開されたからといって即ち不名誉になるとは思えないが。

私はあるマクドナルドクルーのツイッターアカウントをブロックした。

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それは、影で私(客)の批判ツイートをしていたからだ。
私の経験則上、そのような言動を行うものは後々化けると知っているから、見切りをつけての事だった。
しかし、驚いたのはその後だ。
ブロックしたアカウントの主が、サブアカウントで再びフォローリクエストをかけて来たのだ。

20180223e

初めはどういう意図なのか知らなかったが、ある書き込みを見てそれを知ることになった。

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当人の考えは、ブロックされたから別アカウントでフォローする「イタズラ」のようだ。
やりとりを見てわかる通り、そもそもこちらのツイッターに興味がある訳ではない。
フォローリクエストを送ることで、何かしらの圧力をかけようという意想を読み解く事ができるだろう。
このアカウントの主は「ハンバーガー大学」の入口で撮った写真を掲出している。ここはマクドナルド本社の中にあるので、一般人が道端で撮れるものではない。
つまり、この者はマクドナルドのマネージャーという事だ。

他方でこういう書き込みもある。

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文中「アンチ」と揶揄しているのは、遠回しな表現だが、私のことである。
そして、「店の評判が良くなかった」とか「意見が合わない」という理由で客をアンチ呼ばわりする発言に仰天した。
ちなみに、このアカウント主の人定はできているが、配慮して店のことをSNSに書いてはいない。

そして私が一番驚いていることは、マクドナルドのユニフォームを着用した画像を掲出し、このような客に対する、ある種の嫌がらせ行為を行う神経である。
ちなみに、フォローリクエストを乱発する先のマクドナルドクルーとは、お店に行った事もなければ、会った事も無い。見ず知らず、ただマクドナルドの客というだけで、ネットに客を嘲笑う書き込みをユニフォーム姿でして、他のマクドナルドクルーに個人攻撃を誘発する。
特筆すべきは、ユニフォームである。
黒いユニフォームは、マネージャーのみが着用するものだ。マクドナルドではスウィングマネージャーと言い、時間帯責任者、つまり「店長代理」である。
それだけ責任ある立場の者がツイッターでそのような発言をすれば、あたかもマクドナルドを代表しているかのようにも見えるし、堂々と客を貶す行為自体が、雑談ではなく企業の姿勢としてそれが世の中に映るのではないかということだ。

お客様とて許せぬ

映画「千と千尋の神隠し」湯婆婆が発したセリフだが、客が全てではないし、正しいとも言えない。そういう意味では、「お客様は神様」という理念について私もそうではないとは思っている。
しかし、どんなに客が間違えていたとしても、それをネットで貶しても良いという事はない。況してや、管理者として制服を着用し、その立場でやってしまうと、見る人によっては「どうしようもない店長だな」とか「マクドナルドって客よりも偉いんだな」という感情を持たれても仕方ないだろう。

自分が働いている会社への忠誠心、愛着、情熱があるのは素晴らしい。
しかし、そこにも「売り手が買い手を超える」落とし穴がある。
加熱した社を愛する精神は、盲目さを引き起こす。
一つの見立てとしては、「ポジティブ教育の結果」が言えるだろう。
意見を言うことは即ち「アンチ」という表現になる。
会社員たるもの、時として本音の議論も交わす。
良いね、凄いね、そんな言葉だけでは未来が無いし、現実を知る事はない。
考えることをやめた瞬間、退化は始まっている。
「アンチ」という表現こそが、進化することを放棄した台詞だ。

※「過剰な社への愛着心」については次回もうひとつ記事を書くことにする。

最後に、もう一つ大事なことを書く。

「売り手が強い」という体制は高効率経営に客が「従う」こと。
しかし、その高効率で、いちばん参っているのが労働者だと私は思う。
だからこそ先に示したように、SNSでの言論も、過去最高潮に悪化の一途を辿っている。
昔から「マクドの仕事は楽しい」と従業員は言い合ってきた。
ほんの少し前までは、ネットを見ていても、業務的な「愚痴」を書くものは少なかった。しかし、今となっては大変な状況だ。
大きな売上利益のために現場は走り回り、結果会社は狂喜乱舞。
しかし、みんな疲れている。
そしてそれを発散できる相手、場所がない。
本来であれば、クルーの悩みを聴くべき立場の者が、先に示したとおりだ。
個人攻撃に喜びを見出すというのも、その延長線上にあるものではないだろうか。
ストレスを発散するという行為は、決して良い発言には繋がらない。
もっとも、責任含め、最終的には本人に帰属する問題だからこそ、最低限のモラルを持ち合わせなければ、理由はどうあれ単なるバカッターになってしまう。
そしてバカッターに成り下がると、もう二度とその愛して止まないマクドナルドで働けなくなるだろう。

売り手の心が荒むことは、買い手にもあらゆる形で届く。
それが緩和しない限り、本当のスマイルは帰ってくることはない。

20180223h
ありがとう、って言ってもらえた回数をこっそり数えてる。
果たして今、こんなことで、「ありがとう」って言ってもらえるのだろうか。